東京ディズニーランド、東京ディズニーシーいずれか一方だけに使える年間パスポートは5万2000円。両方入れる年間パスポートは8万円。この値段の差はどこから出てくるのか。無差別曲線で(というか限界効用逓減の法則で)説明できる。
2つの財の組み合わせにはさまざまなパターンが考えられるが、
効用(満足度)が同じ財の組み合わせを結んだものを
無差別曲線と呼ぶ。財の組み合わせは違っても、効用に差がない(無差別)からだ。
仮にディズニーランド1回行く効用とディズニーシー1回行く効用が同じだとする(これに異論があるひともあるでしょうが)。
ディズニーランド8回行く効用とディズニーシー8回行く効用は同じだということだ。では、ディズニーランド7回、ディズニーシー1回行った場合の効用の合計と、どちらか一方だけ8回行った時の効用は同じだろうか。
答えは、7回、1回の組み合わせの方が8回のみの効用より大きくなる。両方とも7回はディズニーランドに行っているので、7回までの総効用は等しい。これにもう一回分の限界効用を足せばよい。ディズニーンドに8回目に行く限界効用とディズニーシーに初めて行く場合の限界効用は、「
限界効用の逓減の法則」から考えれば、ディズニーシー1回目の方がかなり大きいだろう。ディズニーランド6回、ディズニーシー2回の方が総効用がさらに大きくなる。要するに混ざり具合が大きいほど効用は大きくなる。
では、ディズニーランド8回だけいく効用と等しい、ほかの組み合わせはどのようなものか。たとえば、ディズニーランド3回、ディズニーランド2回、反対にディズニーランド2回、ディズニーランド3回というなものになるだろう。合計回数はそれぞれ5回だが、両方行けることで効用が増す。
この結果、無差別曲線は、原点に対して凸の形になる。